朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

「プライドがない」から疲労感がつきまとう!

 

昔から「職業に貴賤はない」という言葉が使われてきました。つまり、どの職業が良い職業であり、どの職業が卑しい職業である、と差別することはできない、という意味です。

 

たしかしこれは事実ですが、自分の職業に対してプライドを持っている人ともっていない人との違いは、厳然として存在します。つまり、職種による貴賤はなくても、働く人の気持ち次第で、同じことをしても、貴い職業になったり、どうでもいい職業になったりするのではないでしょうか。

 

どんな人でも、仕方なく強いられてやっている仕事には、プライドを持つことなどできません。それは、自分の気持ちが積極的に働いているからです。

 

逆に、十年一日のごとく毎日同じことをしていても、その仕事についてじぶんなりに目標と価値観を持っていれば、日々、プライドを持って仕事に就くことができます。

 

たとえばセールスでも、注文をたくさん取った時に、これで上司から押し付けられたノルマを達成できた、とほっとするだけの人には、プライドは生まれません。しかし、これで多くのお客さんに満足していただけるの嬉しい、と自分の仕事に自分で価値をプラスしている人には、達成感とプライドが生まれてくるでしょう。

 

前向きな気持ちにはプライドが生まれ、後ろ向きの気持ちには徒労感しか生まれない、というのが人の世の真実なのです。ぜひ、プライドを生み出せるような気持ちで仕事に励みたいものです。

 

 

出典:1分でまとめる気のきいた朝礼