朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

失敗を成功への「発射台」とするために

 

資産総額500億ドル以上、日本円にして五兆円を上回る資産を有するマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。彼が成功した理由はどこにあるのでしょうか。

 

彼は裕福な家庭に育ち、ごく普通のやんちゃな少年として成長しました。中学校のコンピュータールームでプログラムを覚えると、高校では選択授業を管理するプログラムを学校当局から依頼されて作るほどになりました。女の子のクラスに自分が入るように細工した、ということですから、まだ実業家の片鱗すら感じさせません。

 

ところが、パソコン時代が到来して、ビルも世界初のパソコン「アルテア」に「BASIA」というプログラムを提供して、ハーバード大学を中退して、高校の先輩と会社を作ります。

 

ビルが成功した要因の一つが、世界最大のコンピューター会社IBMのパソコン基本ソフトに、マイクロソフト製が採用されたことです。じつはIBMは他の会社にも頼もうと思っていたのですが、それを聞きつけたビルが、基本ソフトを素早く仕立て上げ、IBMに信頼を得たのです。

 

その後、マイクロソフトは大発展しますが、ずっと成功を収めてきたわけではなく、ときには失敗することもなかったわけではありません。しかし、失敗への反省を次の発展へのステップにしたことが、ビルを大富豪にしたのです。莫大な資産の半分を様々な慈善事業に寄付するなど、ビル・ゲイツは生き方の面でも一つの模範を示しています。

 

出典:1分でまとめる気のきいた朝礼