朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

愚痴にも効用がある。たまには人の愚痴も聞いてあげよう

 

つい、愚痴の一つもこぼしてみたくなる時は、誰にでもあります。
「愚痴」のもともとの語源は、インドのサンスクリット語で、「馬鹿」と類語だそうです。「愚痴」を辞書で引くと、「言ってもしかたがないことを言って嘆くこと」とあります。「馬鹿」の類語と考えると、愚痴を言うのは無駄というわけでしょう。

 

では、愚痴は本当に役に立たないのでしょうか。そうは思いません。
愚痴をこぼしている時間に、問題点が見えてきたり、どうしたらいいのか悩んでいた問題の解決策やヒントが見つかることもあるのです。

 

これは、問題を口に出してみることの効用だと思います。頭の中だけで考えていると、出口がないので、グルグルと同じところをまわってしまうのです。

 

もっとも、愚痴を聞かされる側は決して楽しくないので、愚痴をこぼすときは、ほどほどにしましょう。そして、たまには人の愚痴も聞いてあげましょう。ただ、うなずいているだけでも、愚痴を言っている人は解決のヒントを得られるかもしれないのですから。