朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

心に綱を締めるために

 

おはようございます。
秋のセールも二週間を残すだけとなりましたが、諸君も知ってのように、今一つ成績が良くありません。いや、まったくの不振と言うべきであり、現時点で最終結果を推定しますと、相撲の星勘定に譬えれば、七勝八敗というところでしょう。負け越しです。

 

しかし、ここで気落ちして、やる気も何もかも放棄してしまっては、これまでの努力はいったい何だったのかと言うことになる。せめて八勝七敗にもっていきたい。その意思が、あるいは九勝までもっていく結果になるかもしれぬし、二桁勝利を可能にしないとも限らない。諦めるのは早すぎるということです。

 

疲れていると思います。精神的な疲労は非常に大きいこともわかっています。しかし、今こそ徳俵で踏んばりを見せるときであり、諸君の実力をもってすれば、残る二週間は白星を一つ増やし、黒星を一つ減らすのに充分な時間であると考えます。

 

七勝八敗と八勝七敗とでは大違いで、勝ち星一つの差がつぎの場所に大きく影響します。そのためにも今初心にかえり、全力でぶつかってみようではありませんか。

 

最後まで闘ってこそ充足感が得られます。八勝七敗が精いっぱいだったとしても悔いは残りません。気持ちが満ち足りるとき、成績のいかんにかかわらず、われわれは誇らしく心に綱を締めることができます。そうでなくてはダイワ販売の社員として仕事を続ける意味も価値もありません。

 

頑張ってください。悔いなく千秋楽が迎えられるよう最後の努力をしようではありませんか。期待しております。

 

 

出典:即応できる朝礼スピーチ実例集