朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

相手の土俵で相撲をとる

 

相撲の話になりますが、昨日中日を終えて全勝力士が5人ですが、今場所はなかなか面白い展開になりそうです。ここには相撲ファンが多いので今週は少々落ち着かない1週間になりそうですが、仕事の方の取組はがっぷり四つでお願いします。

 

ところで、相撲界の格言に「相手の土俵で相撲をとれ」という言葉があります。踏み込みの重要性を言う言葉で、踏み込みとは立ち合いのそれであることは言うまでもありません。

 

立ち合いには力士それぞれの型なり癖なりがあるようですが、やはり、ぐいと一歩踏み込んで、相手の土俵で相撲をとる力士は強いし、強くなるように思われます。もttも、ときには相手の出方を見て、踏み込みを一瞬控える例もありますが、つづいて押すなり突くなり寄り立てるなりして、相手を相手の土俵へもってゆく、つまり攻め立ててこそ相撲に勝てるというものです。

 

ま、そうは言っても、相手に踏み込まれ、自分の土俵で相撲をとることもある。こういうときは、肩すかし、はたき込み、打っちゃり、切り返しといった手で凌ぐのですが、攻められて防戦一方というわけで、うまく勝てるというわけじゃない。

 

このことは、どうやらわれわれの仕事についても言えそうで、攻めてこそ成果がある、相手の土俵で押しもし引きもしてこそ成果がある、ということです。こっちへ踏み込まれちゃ、その時点で勝負あったです。

 

朝から相撲の話になりましたが、ひとつわれわれも、相手の土俵で相撲をとることを心得として、仕事に取り組みたい、と、昨日テレビを見ながら考えまして、お話した次第です。

 

 

出典:即応できる朝礼スピーチ実例集