ときには、人とぶつかることも必要
最近は、居酒屋などで口角泡を飛ばして議論する姿を見なくなりました。
お酒の席でのそうした光景は、「自分たちはこんなに真剣に生きているんだ」とでも言いたげなものですが、正直、あまりかっこうのいいものではありません。その点、いまの若い人たちは穏やかで、お酒の飲み方もスマートだと感心します。
友人にそう話すと、「それは他人と、とくに自分と意見の違う相手とかかわらない主義だからじゃないか。面倒くさいことが嫌なんだよ」おいう答えが返ってきました。なるほど、そうかもしれないと、妙に納得してしまいました。
でも、酒に酔ったうえでの議論は別として、職場での真剣な議論は、避けるべきではないと思います。自分の意見への反論は、自分では気づかなかった点に気付かせてくれたり、別の角度からの物の見方を教えてくれるものです。
同意してくれる人より、反論してくれる人のほうが、自分にとって大切な人です。ぶつかるのを恐れず、どんどん実のある議論をしてください。そこからすばらしいアイデアが生まれて、自分自身も成長できるはずです。
出典：1分で決める！朝礼の話材217