朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

嘘のかたまり真(まこと)の情(なさけ) ~嘘の中にも真心に訴える嘘がある

 

今朝は、”嘘のかたまり真の情”という話をします。

 

嘘には、相手をだますサギ行為を伴う悪質なものがあります。また、自分では気づかず、ついうっかり言ったことが事実とちがって結果的に相手をだましてしまう嘘もあります。この嘘も悪意がないからといって許されるものではなく、なるべく言わない方がいいでしょう。

 

さて、3つ目の嘘について今朝は話そうと思います。この嘘は相手を傷つけまい、相手を守ろうといいう嘘です。

 

その典型が医師や家族が病人にダメージをあたえないための嘘でしょう。

 

このケースは意見の別れるところですが、幼い子供をもち、これからその子のために生きていかなければならない若い父親のケースなどは癌であることをふせておくことも必要かもしれません。

 

助かる見込みのない人に「お前みたいな頑強なやつが死ぬわけがないじゃないか」などといって、”頑張れ”と叫んでいるのも真の友情のしるしかもしれません。

 

失敗をしてしまった人間に、その手の失敗などしたことのない人が、
「今はこうしているが、ずっと以前に君と同じような失敗をしてしまってね。でも頑張ればとりかえすこともできるものさ」と励ますのも善意の嘘でしょう。

 

”嘘でぬりつぶした真”といいますが、嘘も使いようで人助けになるという話でした。

 

 

出典:1分間朝礼とっておき新ネタ200