朝礼挨拶・スピーチのネタおよび実例集

パスカルの雄弁論 ~よい話についての教え

 

今朝はパスカルの雄弁とは、ということについて話してみます。

 

パスカルはフランスの哲学者であり、数学者であり、物理学者です。

 

パスカルは「無限な宇宙に比べれば、人間とその理性は無に等しいが、人間は考える葦として偉大である」と言い、人間を考える生物との位置づけをしました。このパスカルは哲学者であり数学物理をきわめた人ですが、話し方の分野でも偉大な先駆者であったようです。

 

彼は、「雄弁とは、言うべき一切を言い、言うべきことだけを言うことにある」と言っています。

 

「雄弁とは言うべき一切を言う」とありますが、現代の私たちのために言ってくれた言葉のように思います。特に人前ではあがってしまい言いたいことの半分しか話せない、偉い人の前では遠慮して言いにくいことを言えない、という人はこのパスカルの言葉を実践してください。

 

また、次の「言うべきことだけを言うことにある」という言葉も常に心におき、話したいものです。

 

よく、会議やスピーチの場で本題からそれた話を、とうとうとする人、会話において言ってはいけないことを言う人を見かけます。

 

どうかパスカルの「雄弁とは言うべき一切を言い、言うべきことだけを言う」という名言を常に参考にして、よい話をしようではありませんか。

 

出典:1分間朝礼とっておき新ネタ200